《優しく包み込まれる味わい　看板ワインの樽発酵・樽熟成シャルドネ》

誰が飲んでも間違いなく美味しいと評価いただける、ふわり樽風味。
ちょうど良い樽感のこんなシャルドネを探してました！
クリスマスやお正月の様々なご馳走に合わせられて、さらにどなたの味覚にも寄り添う味わい。

高品質なシャルドネの生産者、ラステンバーグ。
この樽発酵・樽熟成のステレンボッシュ・シャルドネは、このワイナリーの看板ワインです。
ちょっとクラシカルなラベルも美しくテーブルが華やぎます。
大活躍するこの1本を自信を持ってお薦めします。

《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》

ソムリエまーちゃんの分類で「レモンクリームパイ系シャルドネ」。
レモンの爽やかさに、カスタードクリームのまろやかさに、パイの香ばしさ。
その三つのハーモニーが美味しいんですが、レモン寄り、クリーム寄り、パイ寄り・・いろいろ。
このラステンバーグ・ステレンボッシュ・シャルドネは正三角形。全てのバランスがとても良いのです。

中程度の黄色。
レモンのような爽やかな柑橘香、オレンジピールや熟した洋梨のような甘い果実香。
樽由来の、食パンのように軽い香ばしさもあります。

味わいはフルーティー＆クリーミー。
香りに感じられるとおり、糖度の高い洋梨が完璧に熟したようなまろやかで甘い果実味の凝縮感。
その甘みを引き締める柔らかくもフレッシュな酸とのバランスの良さ！
樽の風味がこれまた絶妙なクリーミーさで、でしゃばらずに美しく溶け込んでいます。
エレガントだけど澄ましていない感じ。

樽が強いボリューム感のあるワインだと秋冬向きになるのですが、このワインならば春夏秋冬楽しめます。
家庭料理に幅広く合わせるならばこれぐらいがちょうど良いですね。
例えばエビフライや白身魚のムニエルなどなら、レモンを絞ってもタルタルソースでもどちらにもマッチ。
カルボナーラやグラタンにも、ワインが重くなりすぎることなくそのクリーミーさに寄り添えるんです。
クリームやバターを使った家庭料理に合わせるにはバッチリ。

今飲んで美味しいですが、セラーをお持ちならばヴィンテージから8年以上の熟成も可能。
ワインラヴァーの皆様に是非お試しいただきたい1本です。

樹齢：15-30年年樹齢からのブドウを厳選して使用。
畑：標高300-450ｍにあり、冷涼で酸のしっかりしたブドウが育つ。
収穫：早朝の涼しい時間に全量手摘み収穫。
醸造：全房プレス。ステンレスタンクで冷却後、300Lのフレンチオークで醸造（天然酵母）シュール・リー10ヶ月　　　　100%MLF
熟成：シュール・リー10ヶ月 樽熟成8ヶ月（新樽25％、残りは2年ー4年目の樽）
ボトリング：2023年11月

WSC（インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション）95点　ゴールド受賞。
ジェームス・サックリング91点
　2023 ティム・アトキン90点

《 2022年ヴィンテージについて》

2021年の冬は、暖かな秋に続いて寒く雨が多かった。
芽吹きは遅く、寒く雨の多い天候は春まで続いたため、病害とキャノピーの管理に注意が必要だった。
冷涼で雨の多い天候は12月中旬まで続いた。
こうした寒冷なコンディションのおかげで、白ブドウ品種は収穫期を迎えても酸のレベルが非常に健全だった、一方豊富な水は収量を増加させた。
12月中旬以降天候はかなり暖かくなり、1月に3回、2月に1回の熱波があった。
この温暖な気候で果実は完熟し、平均よりやや遅めの収穫となった。
収量が多かったおかげでアルコールは控えめ。
冷涼な生育期のフレッシュさとヴィンテージ末期の温暖な気候による果実の表情を併せ持つ2022年は、素晴らしい白のヴィンテージとなった。
このヴィンテージは4月下旬に終了し、ラステンバーグ史上最大かつ最長のヴィンテージとなった。

《史上初！ヤングワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを2度受賞の醸造家！》

南アフリカを代表するワイン産地ステレンボッシュの北部に位置するワイナリー。
北東のシモンズバーグと南側のエルダーバーグの斜面にワイン畑が広がります。
ステレンボッシュの中でも標高の高い（180-450ｍ）冷涼な畑で栽培されたブドウで造られるワインは、エレガントで綺麗なスタイルでありしっかりとした酸が特徴です。

ラステンバーグのワイン醸造の歴史は1682年にまで遡ります。
世界で最も古い８つのワイナリー「EIGHT OF THE WORLD’S OLDEST WINERIES」にも選ばれています。
当時ライン河近くのミュルスからきたロエロフ・パスマン氏はこの地の葡萄が素晴らしいポテンシャルを持っていることを発見。
1781年には年間30000L近いワインを生産していました。
その後1892年、当時ケープ首相に決定していたジョン・エックス・メリマンと従兄弟のジェイコブ・バリー卿が新セラーを建設し再興。

1941年からはピーター＆パネラ・バロウ夫妻が所有し、1987年から夫妻の息子のサイモン・バロウが継承。
醸造責任者は、現オーナーであるサイモンの息子、マリー・バロウ。
マリー氏は、ダイナーズクラブ・ヤングワインメーカー・オブ・ザ・イヤー（Diner’s Club Young Winemaker of the year） を2013年、2016と2度受賞。
この賞は30歳以下の若手醸造家に贈られる賞で、過去に2度受賞したのは史上初の快挙！