商品説明
《心の平穏をもたらすワイン「アタラクシア」》
オーナー醸造家ケヴィン・グラント氏のセミナーで、じっくりアタラクシアのワインに向き合う幸せな時間を過ごしました。
アタラクシアの畑の土壌は地球最古クラスのもの。その土壌(石)に実際に触ってみるのも貴重な体験でした。
にこやかなグラント氏の「ワインを語るのではなく土壌を知ってもらいたい」という言葉も印象的。
まさに「テロワール主義」を実感しました。
「アタラクシア」とは「心の平穏」の意味。
「どんなことがあった日にもワインを飲んでリラックスして欲しい」とのグラント氏からのメッセージ。
産地のヘメル・アン・アードは「地上の楽園」の意味ですから、究極の安息ワインですね。
当店では、2016年にアタラクシアの取り扱いを始めています。
シャルドネの素晴らしさに感動し、その年の「店主が選ぶトップ10」の1位にしました。
こちらでご紹介するのはソーヴィニヨン・ブラン。
シャルドネ同様、味わいの多層感と独特のリラックス感が特徴的な逸品。
ぜひこのソーヴィニヨン・ブランもお試しいただきたいと思います。
《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》
薄い黄色。
桃、オレンジ、緑肉メロンのような豊かな果実香に、干し草のような香りも。
アタックからしっかり凝縮した果実味を感じる力強いタイプ。
香りに感じられる様々な果実味の躍動感。
果実味だけでなく、ミネラル感による多層感やふくよかさも感じられます。
厚みある大柄で力強い味わいを、冷涼産地ならではの繊細で美しい酸がまとめています。
力強いタイプのソーヴィニヨン・ブランにはくどさを感じるものもある中、鋭くはないのにしっかりその役目を果たしている美しい酸の絶妙なバランスが見事。
シーフード全般に調理法や味付けを選ばず幅広く合わせられます。
白身魚のレモンバターソースなどは最適だと思います。
また、香ばしく皮を焼いたチキンステーキ、トンカツなど白身の肉料理にもぜひどうぞ。
レモンを絞るイメージでこのワインをお伴にしてみてください。
2022年ヴィンテージ:乾燥が続き例年より早く、早朝の涼しい時間に収穫。
結果として風味豊かなブドウができた。
発酵・熟成:ステンレスタンク
《レジェンド醸造家 ケヴィン・グラント》
アタラクシアの特徴は、何よりもまずは、卓越したケヴィンの才能とセンスと言って良いだろう。
ケヴィンは、南アフリカを代表するワイナリーのひとつ、ハミルトン・ラッセルで醸造責任者を務めた。
その後、フランス、オレゴン、オーストラリア、ニュージーランドなど海外で経験を積んだ。
2004年、ヘメル・アン・アードに自身のワイナリー「アタラクシア」を設立。
彼の名声はハミルトン・ラッセル時代から広く知られ、南アフリカを代表する醸造家の一人として君臨している。
モットーは、テロワール主義、不干渉主義。
その土地の特徴を、ミニマリスト的アプローチでワインで表現する。
ワインは共通して、しっかりした酸味と引き締まったボディと骨格、凝縮した果実味、ブドウそのもののピュアな味わいが表現されている。
ハミルトン・ラッセルが開くのに時間を要するワインに対し、アタラクシアは、比較的若くても、熟成しても楽しめるワイン。
才能豊かな作り手が最高の土地で作り上げる、これ以上ない組み合わせによって出来た南アフリカを代表するワールドクラスのワインとなる。
《ヘメル・アン・アード=地上の楽園》
「南アフリカで最もブルゴーニュ品種(ピノ・ノワール、シャルドネ)に向いた土地」「ブルゴーニュ以外でストラクチャーのしっかりしたピノ・ノワールを作ることができる数少ない地区」と言われるヘメル・アン・アードの少し上がったところのヘメル・アン・アード・リッジ(ケープ・アグラスの西まで約35kmに渡る地区)、標高400mに畑はある。
ここは、冷たい大西洋から吹く風と標高の高さで、ヘメル・アン・アード(リッジ、ヴァレー、アッパーヴァレー)の3つの小地区の中でも更に冷涼な場所で畑はより涼しい南斜面を向いている。
周辺地域より遅い収穫となり、その分、酸味と果実味豊かなブドウが育つ。
また土壌は、地球上でも最も古い土壌の一つに数えられる。
土壌調査の結果、この地を最も表現できるのは、シャルドネとピノ・ノワールとケヴィンは判断した。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2022 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | 南アフリカ |
生産地 | ケープ・サウス・コースト |
生産者 | アタラクシア |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン ■格付け:----- ■アルコール度数:13% |