商品説明
イタリア北部ピエモンテ州のロベルト・サロット、店主まーちゃんはここのワインをとっても気に入っています。作り手のロベルトさんと味覚が似ているのかも知れません。
バローロなんていう当店では売れなさげな銘柄・・も、サロットさんの
バローロ・アウダチェは多くのお客様の支持を得て異例の
ロング&ベストセラーになっていますし、白のガヴィ2銘柄も
清潔感があって素直に美味しいんです!
そして今回ご紹介するのが、ランゲ・アルネイス。
これがまたいいんですっ!
ほんのりとフローラルなイメージの甘みや、果実味のリッチさがまろやかさになっています。樽は使っていないのに、ほんの少し樽っぽいようなふくよかさがあり、躍動感のあるフルーティーさに程よい落ち着きを加えています。
実はこのワイン、当店の新スタッフと一緒に試飲会に行った際に
「美味しい!」と意見が一致したもの。新スタッフは店主まーちゃんよりもエレガント好き傾向にあります。しかしこれ、
そんな好みの差を乗り越えた奇跡の1本です(笑)
ストライクゾーンが広くて美味しいワインなのが立証されました!
ということで、新スタッフ、マルちゃんによる初仕事のテイスティグをご参考ください。↓
色合いは淡い黄色。
蜂蜜の中でも特にアカシアの蜂蜜のような、控えめながらも
上品な甘い香りが印象的。
いつまでも香っていたくなるような
魅惑的な香りです。
味わいは、とろんと熟した洋ナシ、杏子のようなフルーティーさ。しかし決して甘いだけで終わりません。
酸味のある青りんごやオレンジ系の柑橘フルーツのような甘酸っぱさに加え、どこかアーモンドのようなほろ苦さもほのかに加わって、余韻を味わう頃には
色々な複雑味が感じられます。
華やかでボリュームもあるのでワイン1本で十分楽しめそう。
それくらい
インパクトがあるのです。
白ワインの定番、魚介料理に合わせるなら、白身魚のフライ、あさりのバター蒸しなど、ある程度ボリューム感のあるものがお薦めです。
もちろん、白ワインであってもこのタイプの味わいなら白身のお肉料理にもぴったり。
ポークソテーの脂の旨味にも、棒々鶏のようなあっさり系にも、このワインの芳醇さがよくマッチしそうです。
お寿司に合わせるなら、酢飯に甘味があるちらし寿司がおすすめです。
華やかなトッピングを散らしてこのワインを合わせたら、
気軽なホームパーティーの彩りになりますよ!===【輸入元資料より】
サロット家の歴史は、18世紀末に近隣のバルバレスコ村で生まれたジュゼッペがネヴィーリエに移り住んだことからはじまります。
当初はドルチェットの生産を専門に行なって、20世紀初頭にはバルクでイギリスへ輸出していました。戦争やフィロキセラ禍などを経て、その後現オーナーのロベルトが醸造学校を卒業する1980年代の初頭まで、葡萄は業者に売っていました。
1991年から
自家栽培の葡萄はすべて自身のところで醸造するようになりました。
同年、バローロに20haの畑を購入し生産をスタート。
ロベルトは卒業後、父を手伝ってきましたが、その後ピエモンテにある年間生産量6500万本の
大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。同時にガヴィにある醸造所のワインメーカーとしても活躍しました。
現在ではそれらの職は辞し、親しい6名のメンバーと共同経営で運営する醸造所のワインメーカーであり、また彼自身の畑をバローロやバルバレスコ、ガヴィに所有し、質の高いワイン造りを行なっています。また、ワインに含まれる200種類ほどある
化学成分の専門家でもあります。
最優先に注意を払うのは葡萄畑です。なぜなら
良いワインは畑で生まれ、セラーで育つと考えているからです。
所有する畑は83ha、バローロ、バルバレスコ、ネヴィーリエ、ガヴィといったピエモンテ最高のワインが生まれるエリアに広がっています。アルネイス、シャルドネ、ブラケット、ネッビオーロ、カベルネ ソーヴィニヨンの栽培も行なっています。
機械化によって若干は変わりましたが、基本的には伝統的な方法で葡萄を育てています。
自然の生態系を守りながら化学的なものを減らしていくことで、いつか化学的なものをゼロにしていければと考えています。
2014年1月からは、アルバの醸造学校を卒業した息子のエンリコがセラーの仕事を手伝っています。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック |
タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | ピエモンテ州(イタリア北部) |
生産者 | ロベルト・サロット |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:アルネイス ■格付け:DOC ■アルコール度数:13.5% |
ワイングラス
Wine Glass